日本動物心理学会で卒業研究を発表してきました


人間心理学科4年の木村みくです。8月28日(火)から30日(木)までの3日間、東広島市で開催された第78回日本動物心理学会に参加してきました。3日間という短期間でしたが、普段は接点のない他大学の学生、大学院生、教員との交流を通じて、学内にいるだけでは得られないたくさんの学びがありました。
私は卒業研究において、マウスにおける数の認識について調べています。動物の、数を理解する能力は動物心理学でも古くから研究されているテーマです。その中で、私が関心を持ったのは、小さい数から大きい数へというような順序性のある情報は空間配置と結びつくかたちでイメージされるというSNARC効果でした。ヒト以外の動物がそのような表象を持つかを明らかにするかを調べたかったのですが、それ以前に、そもそもマウスが数をどのように認識しているのかを確かめる必要がありました。
コンピュータ画面に表示される8個のドットと4個のドットを区別することを学習させたうえで、様々な新しい画像を使ったテストを繰り返すなかで、マウスがドットの数を認識していることを示す結果が得られました。ある程度、まとまったデータが得られていることから、ゼミの先生に夏休み中に日本動物心理学会で発表してはどうかとご提案いただき、学会で卒業研究の成果報告をしてきました。

参加する前は、初めての場で馴染めるか不安でしたが、学会はとてもフレンドリーな雰囲気で、参加者の皆さんととても楽しい時間を過ごすことができました。学会に参加して楽しかったことは、多くの人の研究や、最近関心を持っている話題について聞けたことでした。普段は実験や研究について、ゼミの先生としか話をする機会がないので、年齢が近い人たちと、自分の取り組む研究についてお互いに話ができたのは、私にとって、新鮮な体験でした。また、年齢が1つか2つしか違わないのに、発表を英語で行う学生や自らの着想で研究に取り組む学部3年生もいて、とても刺激を受けました。
自分のポスター発表では、聞き手の理解度を確認しながら、発表することを心がけました。聞き手のほとんどは、私より知識や経験が豊富な大学院生や先生たちです。自分の発表は最終日だったのですが、学会初日の夜の懇親会で、他大学の先生たちが、「専門的な知識量は、研究歴が長い人たちには勝てないけれど、自分が発表する研究の内容や面白さについては自分が一番良く知っているはずだから、自信を持って発表すればいい」と助言してくれました。
卒業研究に取り組める期間は、あと数ヶ月という限られた期間ではありますが、学会で指摘を受けた箇所に対して、実験を積み重ねるとともに、英語で発表されている最新の論文も読んで、マウスの数の認識について自分が発見したことを論文にまとめていきたいと思います。


2018.09.21 Fri

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